目次
はじめの一行
精神医学の告発本
もともとこの前に『精神科医は今日も、やりたい放題』という本がありました。
実は私も関心があって、いつか読みたいな、と思っていたのですが優先順位は高くなくてのびのび。
たまたまこの本が、KindleUnlimitedにあったので読み始めてみました。
まえがきではこの本の成り立ちを説明してくれていますので、内容がすっとイメージできますね。
精神科はやっぱり「やりたい放題」---はじめに
この本は『精神科は今日も、やりたい放題』シリーズの一環として作られたものです。内容はより読みやすく、薬を飲んでいる人や若年層や老齢層にもわかりやすくするため、マンガ形式にしました。もともとマンガを描いてくれためんどぅーささんは、精神医学の問題についてインターネット上でマンガによる提言をしておられ、めんどぅーささんのマンガとのコラボレーションして、書籍化できないかというお話があり、今回実現に至ったという次第です。
マンガと言っても侮られては困ります。マンガが書かれる背景に関しては、文章で説明を加えており、その内容は『精神科は今日も、やりたい放題』では書くことのできなかった内容がいくつも含まれています。つまり『精神科は今日も、やりたい放題』は告発本として精神医療の現場に即した形で書いていますが、その闇はあまりに深く、その背景にあるものや業界裏話のさらに裏側までは書ききれていないのです。その点でこの本はマンガという形態でわかりやすくお伝えするよう努力していますが、精神医学とはどこまで根が深く悪行を働いているのか、を改めて徹底的に追求した本であると言えます。
本書の内容
精神医学の正体
もともと私がこのジャンルに関心を持ったのは、ある知人がうつ病の疑いがあった時の話を聞いたのがきっかけです。
過呼吸の発作が出て、身体上には何ら問題がない。
では・・・ということで心療内科の門をたたいた。
そこでは驚愕の事実があったわけです。
なにかというと、心療内科の看板を掲げてるにもかかわらず、うつ病の患者の扱い方を知らない。
機械的に診断し、薬を出して診察終了。
これでは治るわけがない、と思ったのです。
で、軽く調べてみると、このジャンル、実は本当に専門的に勉強したドクターは非常に少ないようなのです。
また、世間で言われるように、抗うつ剤というのは治らないよ、という話もあります。
で、こういった本を読んでみたわけです。
簡単に言うと、本書は精神医学の内幕の暴露本的な内容です。
かなり激しく、その世界を批判しています。
周囲の看護のための治療
知っている人は知っていると思いますが、かつて「ロボトミー手術」というのが大流行だったことがあります。
早い話が、眼球の隙間から器具を入れて脳の一部を破壊する手術。
これをやると患者はおとなしくなる、ということで世界で気にはやった時期がありました。
当時はあくまで「治療」だったわけですが、副作用は激しく、どう考えても患者自身のための手術とはいえなさそう。
要は周囲の人間の負担を減らすための手術。
患者の人権は二の次だったわけです。
そういった事例を引きながら、現在もそのスタンスは変わらない、と著者は言います。
かなり過激な内容なので、これを信じるか、信じないかはあなた次第・・・
ということになりますが、知っていて損はない内容だと感じました。
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