はじめの一行
あなたの人生の幸せには、どのくらい「お金」が必要ですか?
稼ぐだけでは、幸せになれない
あなたは今、「お金」の悩みを抱えていますか?
もっと自由に使える「お金」があったらいいのに……と思うことがありますか?
では、いくらあったら十分だと感じるでしょうか?少し考えてみてください。以前、私はこんなストーリーを読んだことがあります。
それは100億円の資産を持っていた資産家が、投資で99億円を失い、自ら命を絶つ皮肉な短編でした。あくまでもフィクションですが、冷静に考えれば資産の残りは1億円。生活に困ることのないたくわえがあって、十分に再起は可能です。
ところが、このストーリーの資産家は資産の99%をなくしたことの衝撃を受け止めることができず、自ら再起のチャンスを永遠に手放してしまいます。改めて質問します。
あなたは自由に使えるお金がいくらあったら、十分だと感じるでしょうか?
100万円、1000万円、1億円、10億円、あるいはそれ以上でしょうか。
本書では「お金」の悩みからあなたを解き放つ、ある考え方をお伝えします。
メンタリストだけに、まえがきから心理的な仕掛けがあるのでしょうね。
たとえば、疑問符を割と使っていますが、その目的は「YES」を引き出すことなのかもしれません。
タイトルに、お金という言葉を入れておいて、お金に関して関心のある人に本を買わせ、いきなりお金の悩みを抱えてますか?ですからねぇ。
ちょっとしたパラダイムシフトの期待感を盛り上げつつ、本文に流れていく感じでしょうか。
本書の内容
お金と幸せの関係
冒頭のタイトルの通り、本書はまずはお金と幸せの関係について書かれています。
そのあと、仕事に対するモチベーションについて。
ここで、自分がやりたいことと仕事が合致しているかをチェックする9つの質問があるのですが、これはけっこうおもしろいな、と思いました。
ほとんどの質問はたいしたことはないのですが、一つが割と衝撃的。
その質問を考えることで、視える世界が変わってくるかもしれません。
心理学的知見
本書の各所には、著者ご本人の経験が語られています。
私が知っている、メンタリストDaiGoさんは、テレビで不思議なパフォーマンスをする人だったわけです。
そこからビジネス書を書き始めたとき、そういうルートを自分で設計してきたんじゃないかな、と思っていました。
まあすごい戦略家だなぁと。
本書の中で語られるご自身の経験は、そこまでしっかりしたものでなく、テレビ出演で有頂天になっていた様子が少し書かれています。
そこで思い直して、方向転換したのだそうで。
結果として、成功しているんでしょうね。
テーマは好きなことで食べていく
本書の根底に流れる中心テーマは、タイトルの通り、好きなことで稼ぐというものです。
そこに至る過程について役立ちそうなさまざまな心理学的ノウハウやスキルが満載されています。
いわば、DaiGoさん自身が学んできたものの組み合わせ。
この本の構成を見た時点で、すきをお金に変える技術の一端が垣間見られます。
当初あまり読むのに気が進まなかった一面がありましたが、読み始めると面白い。
何かが足りない、と思う方は読んでみて損はないと思います。
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たとえば、コピーライティングで、女性誌・男性誌などをぱらぱらと見たいとか、
特定の趣味の人の話題を知りたいとか、そういったときにはとても役に立ちます。
私も契約して、どうしても参加しなければならないつまらない会議の時には、
これをiPadでぱらぱら見てます(笑)
メジャーな雑誌はけっこうそろっているので、おすすめです。
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