はじめの一行
はじめに
昔から、真実は一つだと思っていた。
イギリスのロックバンド、クイーンの『ワン・ビジョン』という歌が好きだった。その歌詞にあるように、一人の人に一つのゴールがあって、一つの使命がある、と真剣に信じていた。一つの正しい宗教があって、そこに新しい決断があると思っていた。
支配するとかしないとか、心理学っぽい話なのに、なぜクイーン?みたいな意表を突かれた感はあります。
そのあたりが狙いなのかもしれませんね。
本書の内容
重い・・・
この本を10ページくらい読んでみると、かなり重いことに気づく。
それは物理的な重さではなくて、内容の重さ。
割とページを割いて、著者の過去のエピソードが語られるのですが、これがなかなかに重い。
まあ、いじめられた話、親から突き放された話、祖母の話・・・
いろいろとメンタル的に問題のある過程だなぁというのはよくわかる。
あまりに重すぎると感じたのか、時々著者のおどけたセリフも入る。
アマゾンのレビューを見てると結構絶賛されている方が多い。
どうやら自分を”支配”する人の存在をリアルに感じている人からすると、「おお、よくぞ言ってくれた」的な称賛を感じるようです。
正直私には、ドロドロすぎてきつかったのですが・・・
もしかしたら、そんな私こそ、心の中に何か闇を持ってるのかもしれません(;^_^A
ミラーニューロン
本書の中心にあるのは、「ミラーニューロン」という脳の細胞の一つ。
コイツは不思議な奴で、視た相手のことをマネする性質があるといいます。
目の前の人が手を上げたら、この細胞は自分も手を挙げたかのような反応をするとか。
これ自体は、もはや脳科学的にはちゃんと存在が認知されているものではあります。
しかし、著者はこのミラーニューロンが、見えてない場所の人間の影響さえ受けるといいます。
例えば親の支配を受けている人が、そこから逃れようとアメリカに移り住んだ。
それでも、脳は親とつながっていて、親が思うような振る舞いを自分がするよう仕向けられるといいます。
これは私は、そういう「心のクセ」だと思っていたのですが、著者はそれをミラーニューロンの仕業と言います。
著者自身カウンセリングを通じて、そういう事例を見てきたからそう感じたのでしょう。
逆に言うと、支配する側の人が、支配する意思を解消すると、そんな症状は治まったといいます。
不思議な世界で、どことなくスピリチュアルだけど、本書によるとあくまで科学というスタンスのようです。
この辺りの話は、目からうろこです。
正直、読んでて途中でしんどくなっちゃったんですが、こうやってれ感想っぽいものを書いてると、また読んで確認したいことがいくつか出てきました。
こ、これって、もしや著者による支配かも!?(笑)
超簡単テクニックとは?
ということで、本書の最も重要なポイントは、タイトルで云う「超簡単テクニック」ってなに?って話です。
最後の章だったか、ちゃんと解説されています。
ただし、あまりにシンプルで簡単すぎるので、ここで書いてしまうとモロ、ネタバレになってしまいます。
たぶん理にかなったテクニックではありますが、表面的な部分だけをとらえると、「なんや、それー」的な印象を受けるかもしれません。
けど本物ほどシンプルなモノ。
数か月は試したうえで、判断してみてください。
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私も契約して、どうしても参加しなければならないつまらない会議の時には、
これをiPadでぱらぱら見てます(笑)
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